土佐煮っ記

備忘録。

義務教育に俳句を

クソリプや ああクソリプクソリプ


SNS上で猛威を振るうクソリプ
インフルエンサーの苦労は計り知れない。


誰でも自由に発言できるのはインターネットのメリットの1つであることは紛れもない事実ではあるが、クソリプの原因でもあるのもまた事実。

だからクソリプをゼロにするとこは不可能だと思うが、減らすことはできるだろう。

そこで、どうすればクソリプを減らせるか考えた。


voicy.jp


ちきりんさん曰く、SNSは拡大と制限という矛盾をはらんでいる。そして、ベストな制限方法は見つかっていないようだ。

世界中で普及しているにも関わらず、未だにそういった問題を解決できていないということからも、制限によりクソリプを減らすのは難しいだろう。


だとしたらクソリプをする人を減らす、つまり人々のリテラシーを高めることがクソリプを減らすため必要なんじゃないか?


クソリプになる要因でざっくり分けると
・行間が読めていない
・文章構造が理解できていない
・罵倒・悪口
などがあると思う。

罵倒や悪口など明らかに攻撃を意図した発言は、通報なり罰則なりの規制で対処するしかないが、上2つの要因によるクソリプは十分な読解力さえあればなくせるだろう。


しかし、SNS、特に文字数に制限があり、文脈が切り取られやすいTwitterに求められる読解力はかなり高い。

読書量を増やすぐらいでは解決できないと思う。
小説などストーリーがあるものは、わからない部分があってもても、読み進めていくにつれなんとなく理解できてしまうから、読解力が身についているのか把握しづらいからだ。


じゃあどうすればTwitterに必要なレベルの読解力を身につけられるか?
そこで思いついたのが『俳句』だ。


俳句はその句を理解しようとする気持ちがなければ理解できないし、作者が言いたいことが全て書かれているわけでもない。しかし、十分な読解力があれば、作者が描いた情景をありありと想像することができる構成になっている。
だから、俳句に触れることで、Twitterに求められる高い読解力を身につけられると思う。


また、ツイートする側にとっても、誤解されにくい文章を書くことはクソリプを減らすことに繋がる。

140字の制限の中でどの言葉を選び、何を表現するか。そのために敢えて書かないこともある。それはまさに俳句を詠むことに似ている。


有名人が俳句を詠み、それを査定するバラエティがある。あの番組を見ていると、先生が

・不必要な説明に言葉を無駄遣いしない
・17字しかないから1語も無駄にしない
・助詞一つで意味が変わる
・語順で印象が変わる

といったことを繰り返し伝えている。

17字で伝えたいことを表現することは簡単ではないが、言葉について悩み、考えることは読解力を身につける一助になると思う。


日本の伝統文化なら文科省も嫌な顔しなさそうだし、義務教育に組み込んでしまえば、高い読解力を身につけた人が増え、クソリプを減らすことができるんじゃないだろうか。




「月1ぐらいで俳句を詠んで 才能なし と判断されればその月はコメントできないSNS」とか面白いかも。

(その対策用の俳句自動生成アプリも出てきたり…)


入試問題に
「以下のリプライの内、クソリプはどれか?」
っていう問題が出題される日も近いかも。